陸上競技タイムのインフレ化

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現在日本の陸上界ではタイムのインフレ化が進んでいます。

そんな陸上界の最大のインフレ化がすすんだ要因の一つは

やはり靴、ヴェイパーの存在があったからであると思います。

ヴェイパーがもたらした日本選手の意識と記録の変化を

自分なりにまとめてみたので是非ご覧ください。

ナイキヴェイパーの歴史

2017年ヴェイパーフライ4%

2018年ヴェイパーフライ4%フライニット

2019年ヴェイパーフライネクスト%

2020年アルファフライネクスト%

2020年ズームエックスドラゴンフライ

数字で見る記録の変化(5000m)上位3名

2017年

1位 13:48.90

2位 13:50.07

3位 13:50.91

2018年

1位 14:21.52

2位 14:24.30

3位 14:24.86

2019年

1位 13:41.27

2位 13:43.13

3位 13:44.40

2020年

1位 13:18.49

2位 13:24.78

3位 13:25.87

数字で見る記録の変化(10000m)上位3名

2017年

1位 28:35.47

2位 28:37.34

3位 28:39.00

2018年

1位 28;30.66

2位 28:34.25

3位 28:34.61

2019年

1位 28:13.39

2位 28:20.72

3位 28:20.72

2020年

1位 27:18.75

2位 27:25.73

3位 27:28.92

びわ湖毎日マラソン1位(日本人1位)

2017年

1位 2:10.10

2018年

1位 2:10.51

2019年

1位 2:08.42

2020年

1位 2:08.59

2021年

1位 2:04.56

記録からみる記録向上の感想

2020年から爆発的に記録が伸びています。

日本選手権を例に挙げた理由としては、

日本選手権に出るためには標準記録があり、

日本のトップ選手が集まる大会になっているからです。

びわ湖を例に挙げた理由としては、

やはり、鈴木健吾選手が日本記録を出したことに限ります。

なぜ伸びたのか

自分が考えるには2つあります。

1.意識の違いと

2.靴に対応できるトレーニングを詰めていること。

意識の変化

日本人は謙虚すぎる部分があると思います。

記録への壁など過大評価しすぎている部分あると思うのですが

日本記録を設楽さんが破ったことにより陸上会の意識の変化が変わったと思います。

自分にもできる、もっと上に行けるという意識が芽生えたのではないでしょうか?

靴を自分のものに

ヴェイパーが普及してから全体の記録がいきなり向上するのではなく、

2020年度から爆発的な記録ラッシュが続いています。

これは靴を自分のものにできた選手が多いからなのではないかと思います。

怪我のリスクが多い背景もありますが、

怪我をしないためのトレーニングに気付き行えている選手が

記録を向上させているのではないでしょうか?

まとめ

意識と靴で選手の可能性が爆発的に広がったと思います。

靴の影響は確実にあります、靴を自分のものにする努力も必要なのではないかと

2017年の記録から2020年のトラックレースを比較して感じました。

記録が伸びている分タイムの価値もわかりづらくなっています。

今後どこを目指していくのか選手の意識が試される段階に

日本の陸上界は差し掛かっているのではないでしょいうか?

あくまで個人の意見です。

今後ともよろしくお願いいたします。

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コメント

  1. うい より:

    改めて数字で記録を追うと、めきめきと速くなっていますね。
    でも、その背景には新しい課題が生まれていることがわかりました。

    何かを得れば何か努力することが増える。
    当たり前のことですが、メディアが焦点を当てがちな華やかな姿だけでは伝わりきらないのが歯がゆいです。。。